腰痛は多くの方が経験し国民病とも言われます。
ある調査によると一生のうち60〜80%の人が腰痛を経験すると言われています。
また、日本における統計調査では男性では最も多い身体症状として、女性では肩こりに次ぐ2番目に多い身体症状となっており、多くの人が腰痛によって苦しめられています。
腰痛の分類
腰痛は特異的腰痛と非特異的腰痛2つに大別できます。
・特異的腰痛とは
腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折などレントゲン、MRI、CTなどで腰痛の原因が特定できるもの。
・非特異的腰痛とは
レントゲンなどの検査でも明確な原因が分からないもの。
腰痛を訴える方の多くは非特異的腰痛とされ、病院でレントゲンなどの検査をしても、原因が特定できず、痛みはあるのに『特に問題はない』『安静にしておいて』などと言われることもあります。
これらをさらに細かく分類すると下の図のようになります。
一般的な対処法
日本腰痛学会の発表では、特に原因がなく、重症でない場合には湿布や消炎鎮痛剤などを利用し安静にすることで自然軽快するとしています。
つまり整形外科的には
・鎮痛薬
・湿布
などの処方が多いとされています。
仮に症状が落ち着いたとしても腰痛を引き起こした原因が解決できていないので腰痛を繰り返す可能性もあります。
当院では腰痛に対して、その病態をしっかり把握し、その原因となっている筋肉、筋膜、関節、神経などに手技、鍼灸、整体、ストレッチなどでアプローチし、まずは痛みを緩和し、その後は、正しい姿勢や、体の使い方をご指導し
腰痛にならない、なりにくい身体を目指しサポートいたします。
その他注意点
上の図にもあるように腰痛には重篤な疾患などが隠れている場合があり、強い痛みやいつもとは違う症状がある場合などは近隣医療機関の受診などをおススメする場合もあります。
腰痛には様々な原因があり、これをすればすべて治る。というようなハウツーはありません。
しかし腰痛の原因を把握し、的確に手技や鍼灸等でアプローチすることで痛みを改善し、さらに正しい姿勢や、体の使い方を変えていくことで改善や予防が可能です。
次の記事では腰痛の中でも多い筋筋膜性腰痛に対して有効なストレッチなど、今日から使える対策を載せてる予定です。
また当院で実際に行なっている施術法も載せているので参考にしてみてください。
なお、急性腰痛(ぎっくり腰)についてはこちらをタップしてください。