別記事で頭痛についての概要を説明しましたが、本記事では、当院で実際に行なっている頭痛の施術法の一例をご紹介します。頭痛の概要はこちらをタップしてください。
緊張型頭痛に対する治療
別記事「頭痛の概要」に載せましたが、緊張型の頭痛では首や肩の筋肉が緊張し周辺の血管や神経に影響して発症します。
つまり施術方針としては大きく分けると筋肉の緊張を和らげ
・血流量を増加させる。
・首と肩周囲の神経の圧迫を和らげる。
この2つが重要になってきます。
では実際にどのような施術をしているのでしょうか。
実際の施術法
・首と肩の筋肉の緊張を和らげる。
下の図のように首や肩には多くの筋肉が存在し、周囲には頭部へ向かう血管も多く存在します。その筋肉が緊張し、血流量が乱れ発痛物質などが溜まると頭痛を引き起こします。
当院の施術の一例をあげると、下の図に記された大きな筋肉の僧帽筋(下の図①)や、首の後ろに存在する小さな筋肉の後頭下筋群(下の図②)対して刺鍼し微弱な電気を流します(低周波通電鍼療法、トップ画像参照)
他にも症状により、頭板状筋、頭半棘筋、胸鎖乳突筋、側頭筋などに刺鍼する場合もあります。
このように電気を流し筋肉を動かすことで筋肉の緊張を和らげるとともに血流量を改善します。
さらに症状によってはマッサージやストレッチを併用し、さらなる改善を目指します。
・首の後ろの神経の圧迫を和らげる。
下の図のように首の後ろには頭部へといく神経がいくつかあり、その周辺には細かい筋肉がいくつか存在します。スマホやPCなどでその筋肉が硬くなることで神経が圧迫されて頭痛を引き起こします。
当院の鍼治療ではマッサージでは届きにくい深い場所にある筋肉に対して解剖学を熟知したスタッフが鍼を用いて施術し、神経の圧迫を和らげて頭痛を緩和させます。
その他、頭の側部の側頭筋に(下の図③)は三叉神経など頭痛を引き起こす神経があり、その周辺に施術を行う場合もあります。
まとめ
緊張型頭痛の改善は筋肉の緊張を和らげ、正しい姿勢や、体の使い方を変えていくことで改善や予防が可能です。
ここに記載している施術内容の他、頭痛などの症状に対して、適切に身体の状態を確認し
・自宅でのセルフケア指導(ストレッチ指導など)
・正しい姿勢を保つためのアドバイス
などで予防や症状改善に導き、皆様の健康をサポートさせていただきます。
肩こりや疲れからくる緊張型頭痛にお悩みの方は国家資格を持ったスタッフがサポートいたしますのでぜひご相談お待ちしております。