寝違えは就寝中に頭の位置が枕から外れたり、首や肩のこりが蓄積していることなどが引き金となって起きることが多いとされています。
寝違えになると筋肉が緊張したまま首を動かせなくなり、無理に動かそうとすると痛みを伴います。
痛みの程度や首の可動域制限は、軽いものから痛みのため全く首を動かせないものまで様々です。
一般的には睡眠中の不良姿勢が筋肉への血流を妨げ筋肉の緊張が高まることや、疲労物質が排出されないことで痛みが出ることが原因として考えられます。
人間の首や肩には多くの筋肉が存在し、5kg~7kgあるといわれる重たい頭部を支えています。
その中でも肩甲骨から首の側面に付着する肩甲挙筋という筋肉の緊張が高まると、痛みとして現れることが多いです。
ご家庭での対処法
寝違えに対してご家庭でもできる一般的な対処法としては肩、首周りを痛みのない範囲で軽めにストレッチすることが有効です。
なぜ軽めかというと、無理に痛みが出るほど筋肉を伸ばした場合、筋性防御という体を守ろうとする身体の仕組みが働くことで筋肉の緊張がさらに増し、その結果痛みを増強させてしまう場合があるからです。
なので寝違えの際のストレッチは軽めに行うことが重要です。
当院の寝違えに対する施術
当院の寝違えに対する施術の一例として、上記の肩甲挙筋に対して鍼やストレッチを行います。
マッサージは重い症状の場合は行いません。
鍼は筋肉に直接作用するため、筋肉の緊張を緩和し寝違えの痛みに対して即効性があります。動かなかった首の可動域や痛みが劇的に改善される事も多々あります。
ストレッチは寝違えに対する長年の技術の蓄積で得たテクニックで、当院では単に筋肉を伸ばすだけではなく、解剖学、生理学、運動学を応用し、筋肉をあえて収縮させて緊張を緩和するテクニックを用いて、寝違えに対して即効性のある施術をしています。
その他注意点
稀に神経の炎症、頚椎の腫瘍や骨折などが疑われる場合は信頼できる医療機関をご紹介する場合もあります。
まとめ
寝違えは枕から頭が外れることがあっても、筋肉がよい状態であればそう簡単に起こるものではありません。
首や肩のこりの蓄積が引き金になるといわれています。
そのため、寝違えは筋肉の緊張を和らげ、よい状態を保っておくことが予防につながります。
寝違えにならないためにも、当院で首、肩のこりが気になる方は当院で定期的なメンテナンスがおススメです。
症状により
・マッサージ
・鍼灸
・整体
・ストレッチ
など最適なアプローチをご提案し症状を緩和いたします。
ここに記載している施術内容の他、寝違えの症状に対して、適切に身体の状態を確認し
・自宅でのセルフケア指導(ストレッチ指導など)
・整体などで姿勢を矯正し、痛みの出にくい身体を作る。
などでも予防や症状改善に導き、皆様の健康をサポートさせていただきます。 痛みや、体の不調にお悩みの方は国家資格を持ったスタッフがサポートいたしますのでぜひご相談お待ちしております。