前回の記事では肩こりの主な原因を挙げました。
肩こりは様々な要因によって引き起こされます。
今回の記事では肩こりを引き起こす筋肉とその対処法についてご紹介します。
1.肩の上部の肩こり(首から肩の端の中間地点)
関係する筋肉
・僧帽筋
・肩甲挙筋
頭の下から首をへて肩や背中まで続く大きな筋肉である僧帽筋と肩甲骨から首の骨(第1~第4頚椎横突起)につく肩甲挙筋。
この二つの筋肉が固まると肩の上部から首の付け根や背中にこりを感じます。
僧帽筋のストレッチは右の手を右の腰に添えて、左手で右の側頭部を押さえつけながら首を左に倒すことによって右の肩のストレッチになります。左右20-30秒行うことによって筋肉がほぐれてきます。
2.首の後ろ(頭と首の間)
関係する筋肉
・板状筋
・半棘筋
・後頭下筋群
前の記事にも記載しましたが、目の動きには首の後ろの筋肉も関わっています。
PCやスマホなどを見る際は首が前に突出した姿勢となり、首には負荷がかかっています。さらに目の細かい動きも伴い首の後ろの筋肉はこりやすくなります。
これらの筋肉に対しては仰向けの状態で片結びしたタオルやテニスボールをうなじ部分に置き、コロコロと転がしたり、ボールを置いた状態で軽く頷くような動作でほぐすことができます。
3.肩甲骨の内側と背骨の間
関係する筋肉
・菱形筋
肩甲骨と背骨の間にあるのが菱形筋という筋肉。この筋肉は肩甲骨の動きに深く関与し、
肩甲骨の内側のコリに深く関わっています。
肩甲骨内側のこりに有効なのはタオルを片結びしたものや、テニスボールなどを仰向けで寝て肩甲骨の内側の凝りのある部分に当て動かすことです。
注意点としては刺激が強すぎると肋骨に痛みを感じたり、もみ返しを起こしやすいので、痛すぎない、心地よい刺激量で行いましょう。
これらの対処法の他にもデスクワークの方では肘の置く位置や、背中にクッションを置き正しいこと姿勢を保つ努力をすること、入浴時間を確保してしっかりと体を温めることや夏場の冷房で体を冷やしすぎないことなど対処法は様々です。
山王鍼灸整骨院では、20年以上かけて培われた経験から、ここに記載している内容の他にも肩こりや痛み、その他症状に対して適切に身体の状態を確認し
・鍼、灸
・ストレッチ
・トリガーポイントマッサージ
・整体
・正しい姿勢の指導
などで予防や症状改善に導き、皆様の健康をサポートさせていただきます。
デスクワーク、在宅ワークなどでしつこくつらい肩こりのある方は国家資格を持った山王鍼灸整骨院のスタッフがサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。